banvox(DJ/プロデューサー) - 「小さなボリュームでも作ったままの音が鮮明に聴こえる」
―― 普段、スピーカーを選ぶ際にどのような点を重視していますか?
banvox 自然な音が出るという部分を重視しています。モニター・スピーカーの中には、最初からイコライジングされているものが多く、純粋な音が鳴るスピーカーというのがなかなかないので、今一歩モニター・スピーカーの購入に踏み出せずにいました。だから、Genelecのスピーカー(この日はThe Onesシリーズの8351を中心に試聴)の音を聴かせていただいて、本当にビックリしました。「自分で作り出した音がそのまま出てくる」感じでしたね。
―― 制作時、これまで様々なスピーカーを使ってきた中で、悩みや気になる点などはありましたか?
banvox DTMをやってる方も、スタジオに篭ってガッツリ製作する人ばかりではなく、ワンルームで製作している人は多いと思いますし、音を大きくできない場合も多い。さらに言えば、大きな音に耳が慣れてしまうと、“良い音” だと錯覚してしまいがちになって、正確なミキシングができなくなってしまうという点もあるので、僕は結構小さめの音でミキシングやマスタリングをしています。だから今回、Genelecのスピーカーの音を聴かせていただいて、良い感じのボリューム感で、ワンルームでの使用にも合うのではないかなと思いました。
―― Genelecのスピーカーでご自身の曲を改めて聴いてみて、いかがでしたでしょうか?
banvox びっくりしました。ナチュラルで、僕のスタジオで作ったままの音が綺麗に聴こえて。「ああ、自分のミックスやマスタリング、間違ってないな、正解だな」という感じて、すごく安心しました(笑)。
―― デザインについてはいかがでしょうか?
banvox スタイリッシュでスタジオ感があって、カッコいいですよね。背面がシンプルなのも好みです。スタジオに置いて引き立つデザインなのが良いなと思います。
―― カラーもグレー、黒、白とありますが、どの色が気になりますか?
banvox 白がオシャレで好みですね。このアルミ(RAWフィニッシュ)のスピーカーもカッコいいですね(RAWフィニッシュが可能なモデル:G Two、8320、8020)。一時期、とあるメーカーのスピーカーのデザインが気に入って使っていたのですが、音が結構イコライジングされていてあまり好きではなくて、サヨナラしてしまったという経験があります。だから、デザインも音も良いというのは素晴らしいと思います。メンタルも曲作りに影響してくるので、デザインも重要です。オシャレなスタジオでカッコいいスピーカーだと、テンションが上がりますよね。それが、楽曲製作にも良い影響を与えると思いますよ。
―― ダンスミュージックやエレクトロニックな作風が特徴のbanvoxさんですが、そういった楽曲とGenelecのスピーカーの相性はいかがでしょうか?
banvox 実際に自分の曲を聴いてみて、本当に良いですね。作ったそのままの音を確認できるので、制作時の不安が軽減します。
―― Genelecを実際に制作される際に使うとしたら、制作工程になにか良い変化が出たり、メリットがあったりしそうでしょうか?
banvox 正直、メリットしかないです (笑)。前述の通り、作ったままの音が綺麗に聴こえるのでミキシングがしやすく作業効率が格段に上がると思います。そこが僕にとって大事なポイントなので、だいぶ変わって来そうです。また、小さい音量で細部まで聴き取れるので、長時間使用の際にも耳に余計な負担をかけなくて済むのがとても助かると思います。
より詳細なインタビューは「iFLYER」でチェック
アジア最大級の音楽ニュース及びフェス/クラブ情報を配信するウェブメディア「iFLYER」では、2022年に入りさらに活動を積極的な活動を見せているbanvoxの今後の活動、そして最先端を行くその感性で語ったGenelecの印象についてのインタビューをご覧頂けます。
banvox
プロフィール 東京を拠点に活動するプロデューサー/DJ。2011年より活動を開始、デビュー作『Intense Electro Disco』は僅か2日間で4,000ダウンロードを記録。2012年にリリースしたデジタルEP『INSTINCT DAZZLING STARLIGHT EP』で米ダンス/ クラブミュージック配信サイト最大手のBeatport総合チャートで2位獲得という快挙を成し遂げ、さらにAmazon Mp3ダンスチャート1位、iTunesダンスチャート4位とデジタルチャートを席巻。クラブ/DJシーンにおいて一躍その名を轟かせる存在となる。BIG BEACH FESTIVAL、Ultra Japan、フジロックフェスティバルといった国内最大規模のフェスから、Ultra Korea、ULTRA Europe等の海外フェスへも出演を果たしてきた。deadmau5主宰のレーベルmau5trapや米大手レーベルULTRA RECORDS等からオリジナル、国内外アーティストのリミックス、プロデュース曲等を多数リリースしてきており、Googleやモード学園等のCM曲等も手がけている。そして、リリース毎にBeatportやiTunes、Shazam等の国内外のダンスミュージック・チャートでトップに食い込んでいる
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