GLMソフトウェアは過去15年にわたり、SAMシステムがリスニング・ルームにおいて受ける音響的な悪影響を最小限に抑え、どんな環境でも優れたミックスの作成ができるソリューションを提供してきました。そして新バージョンGLM 4.2には、多くの新機能と共に強力なGRADEレポート機能を搭載。GLMは極めて精密なシステム・キャリブレーション・ソフトウェアの枠を超え、リスニング・ルームとシステムの詳細な分析が行えます。
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あらゆるシステムで一貫したサウンドを
作成したミックスが他のシステムでうまく再生されないと不満を感じたことがあるなら、それはモニターから出力された音がリスニング・ルームの影響を受けることで変化してしまい、どんなシステムで再生しても一貫してバランスのとれた優れたミックスを作るために必要なニュートラルでフラットな周波数レスポンスが得られていないことが原因です。
MacとWindowsに対応し、新しいエレガントなユーザー・インターフェースと多くの新機能を備えたGLM 4は、比類のない「真のリファレンス」を提供し、より良いミックスをより短時間で作成するお手伝いを致します。
創造性の解放
GLM 4ソフトウェアは、Genelecスマート・アクティブ・モニターおよびサブウーファーに内蔵される最新のDSP回路と緻密に連携し動作します。GLM 4リファレンス・マイクロフォン・キットを用いて測定した室内音響特性に基づき、GLM 4.2のキャリブレーション・アルゴリズム「AutoCal 2」が各モニターのレベル、距離の差による遅延、クロスオーバーの位相、ルーム・レスポンスのイコライジングを自動的に最適化します。最適化されたサウンドを好みに応じて微調整することも可能です。
GLM 4.2は、大規模なイマーシブ・モニタリング・システムからコンパクトなシステム、さらには超至近距離のシステムにまで柔軟に対応し、あらゆるシステムをキャリブレートします。新機能のキャリブレーション・グループIDは、左右対称に設置されたモニターをグループとして扱うことで、キャリブレーションの精度やモニター間のバランスをさらに改善できる機能です。またサブウーファー・グループIDは、複数のサブウーファーを連携させ自由度の高いレイアウトを可能にします。GLM 4.2は、音響特性が優れた空間でのリスニング体験をさらに向上させたり、残響の多い厳しい音響条件のレスポンスを改善することができ、様々な場面であなたを強力にサポートします。ステレオからイマーシブまでの各フォーマットに対応し、過去最高のユーザーフレンドリーなシステム・マネージメントと拡張性を提供します。
新機能として搭載されたGRADEレポートにより、リスニング・ルームとモニタリング・システムの完璧な分析が行えるようになりました。GRADEレポートを使う事で、室内音響をさらに改善したり、プロの音響エンジニアとリスニング・ルームの詳細な測定結果を共有する際に役立つ機能です。GRADEレポートは2022年まで無償で提供されます。リスニング・ルームが抱える音響的問題に関する詳細な分析結果と改善のためのアドバイスが確認でき、室内音響処理の微調整、モニターやリスナーの位置の調整、ベース・マネージメントの最適化、ITU-R BS.1116勧告への準拠の確認などに活用できます。
※GRADEレポートは英語にて提供されます
完全なコントロール
GLMはモニタリング・システムの最適化とカスタマイズが行えるだけでなく、パワフルなモニター・コントローラーとしての機能を備えています。モニターの切り替えや、リスニング・レベルの正確なコントロールの他、様々なモニタリング機能を利用できます。
フィンランドを代表する工業デザイナー、ハッリ・コスキネンとGenelecのコラボレーションによって生まれたインスピレーション溢れるユーザー・インターフェイスは、分かりやすくデザイン性にも優れ、そしてシステムの拡張に伴って自然に成長し進化する独自のデザインを特徴とします。GLM 4のユーザー・インターフェイスは、10の言語とライト/ダークの色テーマに対応し、様々なニーズに柔軟に対応します。
大幅に強化されたMIDIリモート機能を使用することで、DAWやコントロール・サーフェイスからGLM 4.2を素早くスムーズにコントロールできます。再生ボリュームの調整やミュートのオン/オフ、ボリューム・プリセット、ベース・マネージメント、モニター・グループなどのGLMの主要な機能を、外部からコントロールできます。
GLM 4.2は、旧バージョンのユーザーを含むすべてのGenelecユーザーを対象とし、こちらから無償でダウンロードできます。
ネットワークでシステムをコントロール
GLMソフトウェアをお使いのSAMモニターに統合するには、別売のGLMキット(8300-601)が必要です。キットには、Genelecネットワーク・アダプター、8300Aキャリブレーション・マイクロホンおよびマイクロホン・ホルダー、1.8 mのUSBケーブル、クイック・セットアップ・ガイドが含まれています。ネットワーク・アダプターは、付属のUSBケーブルでMacまたはWindows PCと、5mのCATケーブル(各モニターに付属)でお使いのモニターに接続して使用します。
GLM 4は、Genelecアナログ・モニターには対応していません。GLM非対応のアクティブ・モニター製品をお使いの場合は、モニター設置後、フラットな周波数レスポンスが得られるようにリアパネルのディップスイッチを調整してください。詳細は、お使いのモニター製品のオペレーティングマニュアルをご参照ください。
LicaxxxによるGLM のナビゲート動画を公開
GLM 4のキャリブレーション機能
- 室内の周波数レスポンス、距離の差による遅延、リスニング・レベルを自動的に調整します。
- 自動キャリブレートされた設定は、自由に調整、カスタマイズ、保存可能です。
- ステレオからマルチチャンネル、3Dイマーシブ・オーディオ・フォーマットまで、すべてのフォーマットに対応し、システムを構築/拡張できます。
- 測定マイクの位置を無制限に設定でき、ルーム・レスポンスを高精度に解析します。
- 安定したパフォーマンスと正確なモニタリングを、あらゆる制作環境で体験できます。
GLM 4のモニター・コントロール機能
- 同じDAW出力で、複数のモニタリング・システムを切り替えられます。
- ソロ、ミュート、標準キャリブレート・リスニング・レベルに対応。
- ベース・マネージメントやシステム全体の遅延オフセット。
- リスニング・ポジションの切り替え。個別のモニターの遅延オフセットに対応。
- 80以上のGenelecモニター/サブウーファー製品の管理とコントロールが可能です。
GLM4のGRADEレポート機能
- ITU-R勧告BS.1116を含むリスニング・ルームとモニタリング・システムのパフォーマンス全体の分析し、分かりやすくまとめたレポートを作成します。
- 周波数レスポンスの精度、リスニング・ポジションにおける直接音と遅延音の比較、到達時間差や初期反射の構造などを含む、リスニング・ルームとシステムの測定結果を詳細に確認できます。
- 音響処理、システム・レイアウト、ベース・マネージメントを改善する際のガイドとして使用できます。
- 分かりやすく直感的な音響アドバイスにより、リスニング環境を簡単に改善できます。
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システム構成
GLM 4をダウンロード
バージョン 4.2
詳細を入力して、ダウンロード・ページへとお進みください。
プロフェッショナルのコメント
Sylvia Massy
"GLMでは、どこにいても自分が聴いている音を正確に把握できます"
Maxe Axelsson
"GLM 4のモニター・コントロールとSPLキャリブレーション機能が大好きです"
Marta Salogni
"GLMのおかげで、私は最高のモニタリング環境を手にしました"
Emre Ramazanoglu
"GLMのおかげで全てがまとまりました。まったくもって救われたよ!"
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GLM Kitプレゼント・キャンペーン
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